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  • 執筆者の写真kahana0106

「なぜ体外受精をすることになったのか」が大事

更新日:2021年7月6日

皆さんこんにちは!

今回は「体外受精に至るまでの過程」の問題についてお話します!



前回の記事で「日本は体外受精の件数が世界一」であるという

お話をさせていただきました。

ではなぜこんなに多いのでしょうか?


色々理由はあると思いますが

「医者にそう言われたから」

このような方が多いと思います。

※これは体外受精に限らず日本人の特徴だと思います。

日本人は「医者にものが言えない」と言われており、皆さんも「よくわからないけど医者に言われたから」という経験があるのではないでしょうか?

多くの臨床経験を積まれた先生の話を聞いても

体外受精がうまくいっている方の傾向としては

色々な治療に時間をかけず「自らの意思」で体外受精を選択しているという傾向があると言われていました。

逆に体外受精が上手くいっていない方の傾向としては

病院を受診し、医師の言われたとおりに検査と治療を受けて

タイミング療法 → ホルモン療法 → 人工授精

という多くの治療に時間を使いながら、心身ともに疲労した状態で初めて「最後の手段」として体外受精を提案される。

このようなパターンが多いと言われています。

最近では不妊治療の選択肢も増えていますが、

基本的には

①検査をする

②問題が見つかる

③処置をする

問題がなくても

①ホルモン療法やタイミングを半年〜数年

②人工授精(平均6回程度)

その後に体外受精を選択するので、長い場合は数年かかることもあります。

この「体外受精に至るまでの過程」で

・長期にわたる通院や服薬

・ストレスの増加、体力の低下

・加齢(細胞の老化)

・自分は妊娠ができないダメな人間だという自尊心の低下

・性行為を含めた夫婦関係の乱れ

このようなことが起こっています。

まずは「妊活をしている今もあなたの人生である」ということを認識していただくことが重要であると思います。

妊活をしていたことを後悔することのないような時間を過ごしてほしいと思います。

不妊治療をされている方の中には

「後悔したくない」

「誰のための人生なのか」

「自分はダメな人間だ」

このようなネガティブな考えになられる方が多いと思います。

このような方をそのままにしておくことができますか?

私たちは身体の専門家なのでテクニックや知識を習得して完璧してからと思いがちです。

でもこのように悩んでいる方の力になるのであれば学んだこと、勉強したことをどんどん発信していく意味はあると思います。

今の私にできることは

・理学療法士の専門性を生かして身体をよくすること

・体質を改善させ、人間が本来の持っている力(自然治癒力)を正常化させること

そして悩んでいる方の”話を聞くこと”

「話だけでも聞くよ」

「もう少しリラックスしてもいいんだよ」

「この少しの変化、成長を認めてあげよう」

ここには資格はいりません。

これができるようになれば今より少しだけ救える人が増えるんじゃないかなと思って発信していきます。

これからも少しずつ発信していき、最終的には妊活で悩む人が気軽に通える場所を作りたいと思います。

皆さんも悩んでいる人には

「話だけでも聞くよ」

と一言いってみてください。

それだけで救える人が増えるかもしれませんよ。

次回は「妊活を行うときの考え方」についてお話ししますね!

島津 偉匡


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