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  • 執筆者の写真kahana0106

それって本当にシンスプリント?

みなさんこんにちは!




先日トレーナーをしていて1日に3人の選手が




「シンスプなので見てください」




という日がありました。






実際に見てみると



3人とも後脛骨筋に沿ってキネシオテープを貼り、疼痛部位に圧迫テープを貼っていました。




いわゆるシンスプリントのテーピングですね。





シンスプリントなんだろうなと思って診てみると



実は3人とも症状が違い、本当にシンスプリント疑いだったのは1人だけでした。





そして最も問題だったのは




「疲労骨折疑い」の選手がいたことです。




その選手は、破行が強く、プレーにも全く集中できないという発言がありました




とても痛みが強く、「これはシンスプリントなのか?」と疑問に思ったので

骨への刺激を入れると疼痛あり、脛骨へのfulcrum testも陽性でした。



本人はシンスプリントだと思ってずっとやっていたようです。

※シンスプリントだと思ってもその時点で下腿に負荷のかかることはやめてほしいですけどね。



その選手には疲労骨折の疑いがあるので病院にいくようにと伝えました。




選手としてはチームに迷惑をかけないように、自分の成長のためにがんばっていたのかもしれませんが、痛みがある状態でのプレーは良いことがありません。

※3年最後の大会などは別の話です。







「痛い時は休む」ということも大切!

このことにも気づいてもらいたいですね。

※ケガの間はポジティブに捉えて復帰の時によりパフォーマンスアップできるようにトレーニングをすること、意識を変えていくことが大事です。




逆に脛骨には圧痛がなく、ふくらはぎの筋/筋膜の問題でその場で痛みが消失した選手もいました。



この選手に関しては、ケアが適切にできていればもっと早く痛みがなくなっていたかもしれません。



そしてシンスプリントだと思って毎日テーピングを巻いていたことで別の問題を引き起こしていた可能性もあります。





このように「シンスプリント」が足関節捻挫を同じように簡単に扱われているように感じます。





痛い時は医療機関を受診し、適切に対応してもらいたいですね。







今回は「それって本当にシンスプリント?」というテーマでお話しさせていただきました。






自分もシンスプリントかな?と思う選手は勇気を持って休みましょう。


医療機関を受診し、適切な対応をしてくださいね。





選手が後悔なく、プレーできるように今後もサポートしていきたいと思います。




島津 偉匡

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