今回は「不妊治療はいつから始めるのがベストなの?」というテーマでお伝えします!
「35歳を過ぎたら高齢出産になるから始めないといけない」
「早く始めたほうが良いと言われるけど結局どのなの?」
このテーマについては気になる方が多いのではないでしょうか?
そもそも不妊治療は絶対しないといけないものではなく、あくまでも自分で、夫婦でするかしないかを決めるものです。
人に勧められたから
周りに「子どもまだ?」と言われるから
など受け身で始めるものではないと思います。
まずは「自分がどうしたいか」という意思を尊重することが大切です。
このことを前提にして、もし不妊治療を受けるのであれば「できるだけ早いほうが良い」です。
その理由は「歳を重ねるほど卵子が劣化してしまう」からです。
なので「受けるならは早いほうが良い」という答えになるわけですね。
ただここには大事な注意点があります。
それは
「不妊治療に依存すると妊娠が遠ざかる可能性がある」
ということです。
「不妊治療をすれば子どもができる」
そう思っている方も多いと思います。
しかしそれは間違っています。
不妊治療というのはあくまで
「精子と卵子の出会いをサポートするもの」
であるということを忘れてはいけません。
卵を育てるのはあなた自身(夫婦)なのです。
※育てるのはお母さんですが、精子は旦那さんの影響を受けます。そして妊娠中のお母さんをサポートできるのも旦那さんです。なので「夫婦」としています。
なので体質や生活環境をしっかり整えておかないとなかなかうまくいかずに時間とメンタルが削られてしまいます。
今回のテーマは「不妊治療はいつから始めるのがベストなの?」としていますが、大事なことは「いつ始めるか」よりも「いつまで続けるのか」「いつ休むのか」です。
不妊治療に依存してしまうと5回も10回もやられる方もいます。
それでもやめるのが怖くて、もう妊娠できなくなる気がして「休む」という選択ができなくなってしまいます。
そして時間が過ぎればすぎるほどその不安は大きくなっていくと思います。
そうなった時にはメンタルもボロボロになってしまいますよね。
だからこそ体質や生活環境を整えて、1回1回しっか準備をして、後悔のないようにやり切ることが大切です。
うまくいかなかったからまたやろう!ではなく、今の自分たちはどんな状態なのか、ベストな状態でできていたのかを見直す必要があります。
例えば
・しっかり睡眠は取れていたのか
・排泄はできていたのか
・夫婦での話し合いはちゃんとできていたのか
・体調は万全だったのか
など
1回1回を大切にしていくことが大切です。
そして「休む」という選択は「諦める」とは違います。
その期間で次に行うときまでに自分たちにできることは何なのだろうか?とゆっくり振り返る時間にすれば良いのです。
本当はこの時間がとても大切なんですね。
なんのための不妊治療なのか。
妊娠することに焦ってしまい
本来の目的を見失っていませんか?
「妊娠する」ということだけに囚われ過ぎず
健康な身体で妊娠し、健康な出産をし、そして健康な子育てをすることが本当に大切なことではないでしょうか?
そのための1つの方法が不妊治療です。
不妊治療に依存するのではなく、しっかりと自分に向き合って、そして夫婦で向き合って1回1回後悔のないようにおこなことが大切です。
「いつ始めるのか」ではなく、「いつやめるのか」という視点も持ちながら不妊治療に依存しない妊活をしていきましょう! まずは自分自身の身体作りから、難しいことではなく、今できることから始めてみましょう!
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島津 偉匡
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